シンバblog

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【書評】文章を整える技術

コンサルになって9ヶ月、一つ目のPJがひと段落しじっくり読書をする時間ができてきました。
その中で今日ご紹介する本は、こちら。







文章書くのって難しいですよね、特に人に伝わる文章を書くのってすごい労力がいります。
かく言う私も、議事録のレビューで真っ赤になって帰ってきて「うそやん」って思いながらいつも直してます。
そんな中で、レビューワーに指摘され続けてきたことはまさにこの本に書いてあることばかりであり、
「ああ、レビュワーの言っていたことは正しかったんだな」って腹落ちできたこと。
これだけでこの本を読んでよかったです。

いつものごとくたくさんハイライトしながら読みましたが、

・推敲の大切さ
「原稿を読み返してみて、回りくどい、説明が長すぎて退屈に思える、読んでいてテンポが悪いと感じられるなどの箇所には手を入れ、容赦なく削る。この作業こそが、原稿作成時には必要」

「推敲とは読者への「思いやり」。「思いやり」のない文章が、読み手に好印象を与えられるはずはありません。 思いやりの心をもって文章を読みやすく整えることが重要」

「文章に自信がない人は、そもそも「文章を整え、読みやすくする」という作業を怠っている、とも考えられる」

「読み手にどのような印象を与えるでしょうか。「読みにくい」「意味がわからない」「きちんと確認された文章なのか」という印象が圧倒的に多いのではないかと推測される」

「どれだけ手を尽くせば、読み手にわかってもらえるだろうか」というスタンスで直す。どんなに些細な箇所でも、迷ったら見逃さず手を入れる。自分の文章を、ちょっと意地悪に見直してみることが肝心


→ビジネスにおいて、「この人が書いた文章って頭に入ってきやすい、読みやすい」ってのは推敲がきちんとできている証拠なんでしょうね。


・一度読んだら寝かせる
「重要なのは、ただ「放っておく」ということではなく、文章の中身を忘れてしまうくらいの時間を確保しておくこと」

・音読をしてみる
「音読によって、その文章の「リズム感」をつかむことができます。「リズム感」というのは大きく分けて「長い文章と短い文章のバランス」「文末表現のバリエーション」にある」

「まず「本当に伝えたい内容は何か」を決め、次に「この文章は伝えたい内容に見合うものか」「伝えたいこと強調・補足するのにふさわしい内容か」を考えれば、削除の対象となる文章が浮かび上がり」

・チェックリストをつくる

→ここら辺はまさに言われ続けてきたこと。改めて本を読んでも、やっぱ、うん、大事だよな。ってきちんと実感する



文章書く人が苦手な人は一度、手にとって読んでみるといいかもしれません。
短いので、手軽に読めますよ。